スポーツカードの主役は、たいてい写真だ。もちろんサインやレリックも大事だけど、やっぱり写真のかっこよさが重要。
バットを振り抜く大谷翔平、三振を奪って拳を握るダルビッシュ有、打った瞬間にホームランを確信するAaron Judge。僕たちは、そんな一瞬を切り取ったカードを集めている。
僕がその一方で惹かれてきたのが、アーティストが描いたカードだ。
なかでも好きなのが、Topps Museum CollectionのOriginal Canvas。
アーティストがカードに直接描いた、世界に1枚のカードだ。もはや美術品。
今回は手持ちカードの中から2024 Topps Museum CollectionのTyler Glasnow(タイラー・グラスノー)Original Canvas 1/1を紹介。

2024 Topps Museum Collection Tyler Glasnow Original Canvas 1/1
Glasnowは203cmの長身から速球と変化球で三振を奪う右腕。Pirates、Raysを経て2024年にDodgersへ移籍した。長い髪と青い瞳も印象に残る選手。このOriginal Canvasでは、その顔がカードいっぱいに描かれている。
実際のGlasnowの瞳は青いのに、このカードでは目には赤や黒が使われ、顔にも茶色や黄土色などが重なっている。全くもって写実的ではない。
それでも、ちゃんとGlasnowがいる。写真では表現できないGlasnow。僕はこういう絵が好きだ。
あと、アーティストの手描きだから、まったく同じものはもう一枚ないのも所有欲をくすぐるし、Original Canvasは、Superfractor等の1/1ほど高額にならず、手に届きやすい点もお気に入り。
世界に1枚しかない原画を所有する。そんな自己満足を比較的手軽に味わえるのも、このカードの嬉しいところだ。
昔は「手描きの10シリ」だった
ToppsがMuseum Collectionの販売を開始した2012年、すでに手書きのOriginal Art Cardが封入されていた。
対象は48選手、それぞれ10枚のOriginal Art Cardが作られていたらしい。また、その10枚は、手書きが故に微妙な違いはあるものの、よく似た構図で一枚ずつ描いたものだった。実質的な「手描きの10シリ」だ。一枚一枚が手書きの、なんとも贅沢な10シリ。印刷よりもアーティストの報酬のほうが随分と高コストだろう。
その後、2014年には、Original canvasは現在のような1/1へと変わった。
このGlasnowを描いたアーティスト
カードの裏には、青いインクでアーティストのサインが入っている。

かなり崩した文字だけれど、Chris Thorne(クリス・ソーン)と思われる。
Chris ThorneはToppsの公式アーティストで、野球だけでなくStar WarsやStranger ThingsなどのSketch Cardも手掛けている。。
元になった写真はあるのか
このGlasnowを見ていて、どんなシーンを切り取ったのだろうと思い、少し探してみたが、あぁこれだ、という写真を見つけることはできなかった。
まぁ美術品?だからアーティストがモディファイする部分もあるだろうし、どんなシーンか分からなくても、世界に一枚しかないGlasnowがここにある。それで十分。
さらに珍しいOriginal Canvas
Museum Collectionには、Original Canvasに描かれた選手本人の直筆サインまで入ったOriginals Player Autographsもある。もちろん、1/1。
2024 Topps Museum Collectionでの封入オッズは約8,455パックに1枚。eBayとかでも殆ど出品されないし、いつか自分で引いてみたいな。



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