赤い背景に、J.D. Martinez(J.D.マルティネス)の横顔。
2019 Topps Museum CollectionのCanvas Collection Original 1/1。

裏面に残る作者の名前
裏面を見ると、アーティスト名が書かれている。「 John DiBiase」。

John DiBiaseは、人物を手描きする米国のアーティスト。本人の紹介によると、2017年夏からToppsのスケッチカードを描き始め、MLBのCanvas Collectionのほか、Star WarsやStranger Thingsにも参加している。[John DiBiase公式サイト]
前年、Martinezはキャリア最高の一年を送った
このカードの発行は2019年。
その前年、MartinezはBoston Red Soxへ移籍し、打率.330、43本塁打、130打点を記録。130打点はMLB全体のトップで、Red Sox自体も108勝を挙げ、World Seriesを制した。
Martinezが外野手と指名打者の両方でSilver Slugger Awardを受賞(同一年に2つとった初の事例)したのも、この年。MartinezがMLB選手として最も輝いていた時期と言っていいと思う。[MLB]
このカードが描かれた具体的な年数はわからないけど、Martinezが最も輝いていた時代に描かれたものだろう。絵の中の不敵な笑みは、MLBを代表する選手になった彼の気持ちを表しているのかもしれない。
キャリアを終えた後の今、もう一度見る
Martinezが最後にMLBでプレーしたのは2024年。通算331本塁打を残し、2026年にはMetsのSpecial Assistant to Baseball Operationsに就いた。
ドラフト20巡目で指名され、Astrosから一度切られた選手が、自分の打撃を作り直してここまで来た。その歩みは、選手紹介の記事に纏めた。
このカードは、一度切られた打者が頂点に立った直後の姿を描いた、世界に1枚の原画。
以前、Mickey Mantleのカードを見ながら、僕がArtist Originalに惹かれる理由を書いた。選手の時間まで一枚の中に残っているように感じることも、その理由の一つなのかもしれない。



コメント