スポーツカードを集め始める人がほぼ必ず持っているのがカード保護用の小袋。
何となくペニースリーブとかスリーブと呼んでいたけど、手元にある商品を見比べてみると、この名前を大きく書いているのはUltra PROくらいだった。
ほかのメーカーでは「Card Sleeves」や「Soft Card Sleeves」と書かれているものが多い。

「ペニー」って何
Pennyは、アメリカの1セント硬貨のことだ。
このスリーブが長い間、100枚入りで1ドルほどだったため、1枚あたり約1セント。それで「Penny Sleeve」と呼ばれるようになったとされている。
今、Ultra Proのホームページを見ると100枚入りのペニースリーブが330円。ペニースリーブは1980年代には使用されていたというから、今はペニースリーブ1枚を1セントで購入するのは難しいけど、物価上昇を考えると価格は頑張っているほうだと思う。
改めて、ペニースリーブとは
ペニースリーブは、カードより少し大きく作られた薄い透明の袋で、カードを擦り傷や指紋、ほこりから守るために使う。
ただし、柔らかいのでカードの折れや曲がりまでは防げない。そのため、大切なカードはスリーブへ入れたあと、硬いトップローダーなどに入れることが多い。
標準的なスポーツカードは約63.5×88.9mm。それに対して、一般的なスリーブは約66.7×92.1mm。
カードを入れやすくするTips
ただ、多くの人が経験しているだろうけど、スリーブに入れるときにカードの角がスリーブに引っかかって、逆にカードのエッジを傷つけるんじゃないかと感じるときもある。自分にとって大事なカードほど焦る。カードが引っかかってエッジ部が捲れそうになる。
その時は入り口の片側を少し斜めにカットすると驚くほど挿入しやすくなるので、困っている人はお試しください。下写真のイメージ。スリーブメーカーからも最初から角をカットしたスリーブが販売されているけどね。

Penny Sleeveの商標
手元の商品を見ると、Ultra PROのパッケージには「Penny Sleeves」と書かれている一方、ほかのメーカーは「Card Sleeves」や「Soft Card Sleeves」と書いてあることが多い。
その一因と考えられるのが、Penny Sleevesの商標。Ultra PROは2021年、アメリカで「PENNY SLEEVES」を商標出願し、2022年に登録。これが他社が製品名にPenny Sleevesと書きにくい原因だろう。
BCW社なんかは、商品名を「Standard Card Sleeves」としながら、商品説明では「often referred to as penny sleeves」と書いている。
Penny Sleevesは一般名称では?
1980年代には1枚1ペニーのスリーブが一般的だったことを考えると、なぜ、Ultra Proが商標を取得できたのかは気になるところだし、実際にカード用品メーカーのBCWは「Penny Sleevesは長年一般的に使用されてきた言葉」として、Ultra Proの商標に異議を唱え、訴訟に発展したようだ。
この訴訟は2026年に和解したらしいが詳細は不明。Ultra Pro側の商標登録は維持されたが、いまだ民事訴訟も複数走っているとか。
多くの競合は敢えて争いたくないだろうし、「Card Sleeves」や「Soft Card Sleeves」をパッケージに記載しているのでしょう。



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